U Spin

日々憂憂

きっかけになった作品

今週のお題「名作」

FF:Uファイナルファンタジー:アンリミテッド

12年前。佐渡島(日本海)に巨大な黒い柱が沸き上がり2体の巨大な獣が咆哮を上げながら現れる

異界と外界が繋がって、獣が刺し違えた瞬間

膨れ上がった柱に巻き込まれた物理学者のハヤカワ夫妻は、異界に消えてしまった

時は流れて、異界から帰ってきたハヤカワ夫妻はその冒険譚を著し、研究を重ねていた

だが、ある日『異界を見に行ってくる』と双子を残して行方不明に……

双子のアイとユウは、異界に行ってしまったと思い唯一そこと繋がる不思議な地下鉄へ乗り込む

彼らを追うように乗り込んだ女性リサを双子が発見、話をする内に次元を越えて異界へとたどり着く……

原案はゲームのファイナルファンタジーだけど、要素を取り込んだだけでアニメ単体として楽しめます(某映画のギネスレベルの赤字のせいで打ちきりだけど)

とりあえず

『お前にふさわしいソイルは決まった』で、検索して欲しい 

流れるBGM、セリフ、黒き風の声、出で立ちに鳥肌立つから。あれは、名曲。名シーン。

そして、初めてオープニングCDを買ったアニメで、デジアドとかセラムンも見てたけど、これがオタクになった決定打の作品

色々な方々がキャラクターデザインしていて、ごった煮ワールドで、個性的なメカ(地下鉄、飛空艇)があり、『未完』な事がいまだに心くすぶらせるこの作品は、間違いなく私の中で『名作』

本当に無口なキャラクターをストーリーで立たせる手腕は、今でもすごいと思う

上記のお約束の口上は(何度も言うけど)カッコいいし、パターンを崩していきながらキャラクターを掘り下げていくテンポは心地よい(謎や伏線残るけど)

作画バラバラなのは今ならNGかもしれないけれど、かえって色々なクリエイターが関わっていたのが分かるし、手作りな感じがあって好きだった

 

ただ。時に、好ききすぎる作品は、丑の刻参りの藁人形に刺さった釘のようにずっしり重い

再放送を機に、当時のものを追って買ってる中で、もしキレイに完結していたらもっとグッズとかあったのかなと思ってしまうあたり……

 

どうか、昨今のリメイクブームに乗っかって欲しいと願う今日このごろです