U Spin

他愛のない日も大切な1日

硝子戸の中

丁度いい本を見つけた。

一日布団で倦怠感といつ襲い来るかしれない発熱に怯えていても、ちょっとした症状の変化に悪い予感がしても、時間は普段よりゆったり流れていて速くなる事はない。

そんな中、気を紛らわしてくれるのは、やはり『本』だなと思った。

ずいぶんと前に買ったまま眠っていた本を取り出してみた。

硝子戸の中/夏目漱石

(写真は『夏目漱石内坪井旧居』)

夏目漱石は、海外文学みたいだから読みにくい……というのは、単なる先入観だった。

一頁から引き込まれた。

『しかし、私の頭は時々動く。気分も多少は変わる。いくら狭い世界の中でも狭いなりに事件が起こってくる。』

巻末解説にて、1910年~1914年暮れまで胃腸病と神経の不調の苛立ちがあり、その二つの患いから、ようやくとやすらぎを見いだし、日常に目を向けた作品とのこと。

上記の文章は、語感が良くて、その気持ちの切り替えのスイッチのように感じた。

作中好きなのは、

「頭の中が片付かないといって相談にきた若い女のこと」

自分の周囲がきちんと片付かないで困っている……と、相談しにきた女性とのやり取りが面白い。

ほぼ会話だけのページだから、するすると読めるし自虐的なのにコメディのような面白さがあり、全文通すとエッセイだな、と思う。

「作越の男」

では、昔もまぁまぁ過激なファンがいたのか、男が自分の作品に自惚れていたのか、付きまとわれた先生には御愁傷様でした、と思った。

他にも、家族の話。地域の話。自身の病気について思い更ける話などあり、さくさく114頁を読み終えてしまった。

途中、休みを入れたけれども療養している中で、同じように悩む姿をした漱石先生が読み取れて、気分は少し和らいだ。

 

さて、次は何を読もうか……。

準備の時、バタバタしていたので、今、本をあまり持って来なかったことに後悔している。

 

 

 

 

 

良薬は口に苦し

そういえば今年は後厄だったな。

一昨日の夜、仕事の帰路の中、急な悪寒が来て足やら腰やら痛くて疲労が溜まっているのか、昼間の研修やたらクーラー効いてて寒かったせいか、風邪引いたかな?と思いながら、どうしても、悪い予感が拭えず……検査キット取り出すと、2本線がくっきり。

コロナの陽性だった。

早々に職場に連絡し、祖母宅から実家へバタバタ避難、隔離生活スタート。

夜中に上がる熱に苦しめられる度に、カロナールを飲む。また、味覚障害の事も過って食欲はなかった。

翌日、確定検査の為に病院へ。

徒歩圏内でも、夜中の熱で体力奪われているので、歩きながらため息が混じる。暑さが残る中で、マスク2重は辛い。そして、分かっているだけに完全防護衣の医療スタッフの姿が目に浮かぶ。

そして、隔離室を通され、陽性は確定。

軽度なので、コロナ専用薬はいらなかったが葛根湯をはじめ4種の錠剤は、さすがに今まで飲んだ事ない量なので気が滅入る。

ずいぶん昔に飲んでたプレドニンに比べれば苦くない……と言い聞かせながら、口に残る葛根湯を流し込む。誰にも移してなければいいが、突然の事態にがっくりと肩を落とす。

陽性が早々に出たという事は、ずいぶん前からウィルスをもらっていたのか。いつ、どこで、なんてもはや知るよしもない。

医者は、また

「今はもうインフルエンザのA型が流行ってますよ」

と、診断後に教えてくれた。

どうか、それにもならないよう気をつけなければならない。

今年は肩を痛めたり、コロナになったり強制的な休養の場面が多くて、本当に頭を抱える。

そういえば、今年は後厄だったな。

 

 

 

 

FX戦士くるみちゃん

リーマンショックの煽りでFXで2000万円負けた母の仇を討つ為、JD福賀くるみちゃんのゆるふわFXジュブナイルストーリー漫画

NISAとかFXって話聞くけど、本屋行っても分からない用語やら攻略!みたいなゲームかなんかか位だったので、話題を機に無料公開分から読みました。

後悔しました。

以下ネタバレ注意です

 

 

 

私の認識……

レバレッジは、(倍率は自分次第だけど)基本、穴馬馬券ってことでOK?

穴馬が指定ラインに来ないと降りれないのは、きつくないか。しかも、レース寝食忘れてずっと見てなきゃいけないなんて、私は無理。

で、もちろん当たれば一攫千金だから、感覚は狂う。

そして、増えていく『仲間たち』

ワイワイガヤガヤマウント合戦。

天国と地獄。

更に降りるに降りれなくなり、沼にはまる人間心理。一人だけほんとの友達想いのある子いるけど、あとはほぼドロドロじゃあないか?

 

からの、1月15日スイスフランショック……

日韓スワップの時に、為替チャート見たことある程度だけど、このスイスフランショックの下落具合を実際の動画で見たら吐き気がしました。

落ちていく勢いがっっっえげつない!!!

増えていく追証(海外口座か国内口座で違うのね)と、手持ちでない(奨学金、家族の)お金で負けを取り返そうとする様に、ゾクゾクが止まりませんでした。職もないのに、返す手立てないのにどうするんだ。

 

経済の安定って、やっぱり消費を生む為の安全保障あってのものと思うけど、ここ最近の中露の動きが目の前で銃口突き付けてるもんだから、いざ有事になったら、世界大戦になりようものなら……と、まずFXは出来ないと思いました。

為替のモノによっては、底なしの無限地獄か天国しかないのでは?

出来る事を、真面目にコツコツ働いていこうと思った可愛いキャラクターの皮を被った、ひぐらしのなく頃に的な雰囲気もある教育漫画でした。

(Web版も更にグロくて泣ける)

 

雲を売ろうとした男の話

FM聞いてたら、ポルノのメリッサから高橋洋子メドレーで、とってもお得な気分になった休日。

読了

クラウド•コレクター〈手帖版〉雲をつかむような話/クラフト•エヴィング商會

クラフト•エヴィング商會の先代である祖父が愛用していた古い皮のトランク。その底から古ぼけた手帖が出てきた。そこには、不思議な国アゾットに関する、驚くべき旅行記が記されていた。

 

果てない『記憶』とは『永遠』とは何かを巡る、ちょっぴり日常味もあって、しっとりとしたファンタジー文庫。

ファンタジーの具体的な地理が苦手な性分なので、どんな経路でそこにたどり着いたかがふわふわで、エリアごとに日記形式で綴られている本書は、読みやすかったです。

読みながら、これはパソコンの『クラウド』にも通じそうな話だなというのがいくつかありました。

そこにあってないような『データ/記憶』を集約する『クラウド』と、本書に出てくる人間にとっての永遠や記憶というものを集めた『壜』の存在がどことなく似てるな~、と。

個人的に、19 太陽王はかく語りき が本書の寓話の中で一番好きです。 

繰り返し読んで言ったら、また深みが違う面白さを発見できる気がします。

 

荒木飛呂彦の漫画術/荒木飛呂彦

電子書籍で平行して、

ジョジョの奇妙な冒険戦闘潮流~を読んでいました。

仗助のパパで承太郎の祖父だから読まないと!あと、2部の2次創作ネタが分からない……な気持ちで読み始め、これなんて北斗の拳?と頭を過りつつ、脇役のノリとかモノローグや豆知識なところを含ませた荒木節は面白かったです。シュトロハイムさんが良いキャラしてたよ。

個人的に、ジョセフの戦闘は、対人バトルの全部をやりきった感もあって展開含めてスピード感あって爽快でした。ゴリゴリでカッコいいぜ、じじぃ……

あと、柱の男の集結シーンは、紙で見たいと思いました。ページの関係で空白あると迫力半減している気がします。週刊レベルであの書き込みはすごい。以降が線がさっぱりしていくので、見比べてみるのも楽しいです。スケッチも柄が多用されてる気がします。

では、漫画術の話に移って。

本書は、ネーム、シナリオや漫画の一部ネタバレを含みます。

漫画家のリアルをつぶさに知れる一冊。手加減なしだな、の一言です。また、本人の体験談やその時代の漫画の流れも知れるので面白いです。ロックな作風なのに、とても研究熱心な方だなと思ったのが第一印象。

読者が少年ジャンプに何を求めているのか……

どうしたら主人公がカッコよく輝くのか……

ジョジョ見始めは、やっぱり絵柄が濃いな~(2部更に濃いな~)と敬遠していたのですがストーリーを読んで、何故か引き込まれる理由がこれで分かった気がします。

ジョジョマガジンでは、『続•荒木飛呂彦の漫画術』が掲載されているので、いつの日か書籍化してくれたらなと思います。

敬老の日

今年の敬老の日のプレゼントは、岩井製菓さんの敬老の日ギフト~京の彩りあめ~ちゃんです。

黒い編みかごに大きな赤いあめの字が目につく手提げ袋。さすが、老舗の貫禄があります。

ちっちゃな巾着に9つの飴ちゃんが入っています。種類も、ニッキ、抹茶、梅、生姜、玄米茶、レモン、紫蘇、京の露、サイダーと、とても種類が豊富です。

ばぁばが人にプレゼントするそうなので、中身をばらして残ったのをまとめました。

赤、青、黄……

彩り豊か。宝石箱みたいです。可愛い。

どの飴も甘過ぎず、口当たり優しいのですごく食べやすいです。

ずっと食べられる……

パンフレットには、季節の飴でパンプキンやクリスマスキャンディもあるようなので、次回買ってみたいなと思います。

shrink

今年のNHKは、朝ドラに大河と連ドラがとても豊作で良いなと思います。

あと、何気にLIFEの特集が嬉しい。ランキング、バラエティーやクイズは飽きたので、あんな感じのコメディ番組また増えないかなと、つくづく思います。

『shrink~精神科医ヨワイ~』

地下鉄や暗い閉所でパニック発作が起こるシングルマザーのお話。

見始めたのが、初っぱなではなく、通い始めて数日は経ってるだろうと『地下鉄克服リスト』に◯を着けて、美味しそうなご褒美ジュースを飲んでいるところでした。

地下鉄に乗るまで、眺める、近づく……と地道なステップを順々にこなしていて、少しの距離なら地下鉄に乗れるようになったある日。

子どもの願いで、『観覧車』に乗ることに。

今まで順調にリストこなして、母親の役目としての負い目から2人で乗ることに。

でも、パニック症状はまだ治った訳ではないので閉鎖空間の中で発作が起こり、異変を感じて子どもは叫ぶし、係員が救急車を呼ぶ事態に。

そして、場面は診療所へ。

ここでのやり取りが良かった。

不安な人って、責められるんじゃないか。

些細な一言でも、悪い事したんじゃないかって負い目を感じる事があるんですが(自分の事ですが)、母親が観覧車に乗った事に対して『指摘』でなく優しく『理由を聞いて受け入れた』んです。

やれ薬の処方増やすでなく、本当の気持ちを見つけてくれた。また、ゴールのヒントも与えてくれた。

とっても重要な事なんじゃないかなと。

また、非言語表現も見てて、柔らかい声色とゆっくりとした話し方は安心感から、見ててこっちもうるっとしました。

また、介護の方面で、『認知症』で見当失の方と接したり、『失禁』される利用者さんがいますが、必ず最後に『ごめんなさい』『私、バカだから』と付けられたりするのと似てるなと思いました。

悪い、バカだと思う理由なんて、どこにもないのに。

それに、手が回らなくて気づいてくれない、話が聞けない位余裕ない時、相手はどんな気持ちだっただろうと……

そんな時こそ、ヨワイ先生みたいな優しくおっとり言葉を口に出していく事が大事じゃないかな?と感じました。

精神科医の世界の話かもしれませんが、日常にそんな事はゴロゴロと幾つもあって、コミュニケーションのヒントやレクチャーにもなる、目を耳を傾けせてくれる、とても良いドラマだなと思いました。

第2、第3、……最終回まで追えるだけ追えれたら良いなと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

まずはボールペンを握ることから

祖母をデイケアに見送った後の数時間は、ほっと一息タイム。テレビを消してラジオをつけて、パーソナリティーの声に耳を傾ける。

とある記事で、1月ノートというのがあって良いなと思って、とりあえず自分なりに必要な①思い浮かんだ言葉②祖母と機嫌よく過ごす為の方法③1月1冊完読したい!コーナー④思い出しメモをつらつら書いてみました。

やっぱり、書くことの行為は、仕事のメモと違ってストレス発散なって良いなと思いました。

 

↓これから読みたい本

毎日のお味噌汁/平山由香

寝る前に朝ごはんどうしよう~で、まず考えるのが『お味噌汁』

いつもの八百屋でも、時期によって大なり小なりあり、仕入れているもので季節を感じる事ができる。それを一番に分かるのが味噌汁かな~と思います。ただ、なかなか変わった具材は使えないので、勇気を出して新しくレパートリー増やしていこうと思った一冊。これからよろしくお願いします。

あの戦争は何だったのか~大人の為の歴史教科書~/保坂正康

著者がテレビ番組に出てて、ちょっと読んでみようと思った一冊。『平和教育』の疑問、『社会』の学びかたに対して自分が疑問に思っていることに、少なからず答えがあればなと。以前読んだ『戦争と人類』と対比しながら、ちまちま読んでいきます。

 

クラウド•コレクター〈手帖版〉雲をつかむような話/クラフト•エヴィング商會

第2章から時間見つけられず、積ん読本となっているけど、とりあえず鞄に入れてる一冊。

パラパラ捲るだけで、アンティーク好きな自分は満足しています。

印字や本の軽さ、年代を感じさせる挿し絵は、心の癒しです。

 

↓来月、行くと決めた観劇

☆脳天ハイマー☆兎座番外公演in福岡

『ボケてんじゃねぇよ、生きてんだよ!』のフレーズにサイケデリックな色彩が目に飛び込んだのもありつつ、内容が実在する介護施設とのこともあって、休みまで仕事の事か、いや。でも表現の場での福祉は気になる……

どうしようか、どうしようか

よし、気になるなら行くしないと決めた公演。

果たしてどんなドラマが繰り広げられるのか、ドキドキです。